アロエ咲く

ちりちりと明ける野面の霜囲
風花や土塀の続く姉の町
一族の揃ひ杵打つからみ餅
親父似と言はれし里に落葉焚
花アロエ沖に鳥鳴く爪木崎

この季節、南伊豆を歩くとアロエの花が盛りで青い太平洋とのアロエの紅との取り合わせが印象的です。
花アロエの句は当然の如く冬の季語として詠んだものですが、主宰よりアロエは季語ではないと思うから調べるように指摘されました。
確かに『角川大歳時記』にはアロエの文字はなく、私の思いは「え、なぜ」でした。
アロエはアフリカ原産ですが、我が国では200年前位から関東以西の太平洋岸には自生していたとう説もあり、薬用としての効果で有名になったのは昭和の終わり頃だったでしょうか。またアメリカでは恐竜の時代に大繁殖してた生き残りを裏付ける化石も発見されているようです。
いずれにしても、歳時記の季語と現在の季節感、既に死語となっている項目、新たな項目の取扱等々、一様には解決出来ない難しい問題が山積しているのが現実のようです。
大きい結社では自分たちの使う歳時記を作成しているようで、ある結社の歳時記には冬の季語として「アロエの花」は掲載されていました。

a0376672_18575379.jpg





by haikutarou | 2017-12-19 20:09 | 「西瓜の種」(自作句集)