春泥(しゅんでい)

君が手を離してしまふ春の泥
春寒や兎転げる下り坂
腰掛くる城の石垣水温む
側溝の荒れて転がる蜷の恋

 北の地方の雪解けが「春泥」の代表的な風景ですが、この時期の大山山頂付近の登山道でも体験出来ます。霜で一面真っ白になった登山道を人歩き、正午近くになり気温が上がってくると霜が解けはじめ、登山者の靴が混ぜ返した土は、どろどろ、びしゃびしゃで靴もどろんこになりそれはもう大変です。そのどろどろになった土が夜には再びコチコチに凍ります。その繰り返しが4月頃まで続きます。
 昨今は「山ガール」による登山ブームだそうで、修験者の信仰登山もすっかり垢抜けして明るくなりました。「こんにちは」の若い女性の山挨拶いいですよね、疲れも吹っ飛びます。

(白梅)
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by haikutarou | 2018-02-24 00:08 | 「西瓜の種」(自作句集)