俳句雑感

廃屋にバケツ転がり桃の花
花祭秩父の子等のよく笑ふ
風吹いて喇叭水仙鳴る如し
柳絮舞う中州の杭の黒々と

 私は俳句歴10年になります。これでもかこれでもかと俳句に向き合っている日々ですが次から次と壁が現れます。今朝もNHKラジオの文芸選評選評の「俳句」を聴いていて入選作に心響かせながら自作との格差に落ち込んでいます。
 今朝の兼題は「蜆」でした。いずれも日常的に見ている風景を詠み、過去の体験体験を詠んで選者の共感を得ていました。私の印象的だった一句〈蜆汁父とリヤカー引きしこと〉でした。作者はこの体験を作文に書けば原稿用紙の1,2枚はすぐに埋まるでしょう。そこら辺を読者も色々と想像する訳です。俳句の凄さだと思います。落ち込んでもまた立ち上がらせる俳句の力です。

a0376672_10532115.jpg


by haikutarou | 2018-03-10 13:00 | 「西瓜の種」(自作句集)