春田打ち

 私の実家は半農半漁で子供頃は手伝いをさせられていたので、農作業には結構思い入れがあります。畦道を散歩していて、作業をしている人に話しかけたりします。話しして感じるのは、祖先からの大事な土地を荒らしてしまうのが辛そうです。
 「先はどうなるかわからないけど、せめて自分が元気なうちはと思い頑張っています」と言います。その気持ちとてもよく判ります。その人が祖父とダブって申し訳なさでいっぱいになります。
 現在の日本を見ていると戦後からの急激な近代化と経済成長が本当に正解だっのかとか思ったりしています。ちなみに私の実家は『日本棚田100選』の長門市油谷の棚田といわれている所です。日本海に沈む夕焼と棚田の取り合わせでカメラマンに人気だそうです。

トラックターの二台三台辛夷咲く
春田打畔に弁当掛けてあり
点在の農夫老いけり鳥曇
頂きは雲の流れて峰さくら

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by haikutarou | 2018-03-22 21:54 | 句集「山麓」