晩春2題

坂道を来る男衆陽炎へる
椅子揺らし短編読むや竹の秋

 遅い朝、市場に捕獲した魚を卸した終えた漁師たちが坂道を上り帰ってくる。どうやら今朝も豊漁だったようで皆がご機嫌である。
 「陽炎(かげろう)は春のよく晴れて日差しの強い日に遠くの風景がゆらいで見える現象をいいます。多分に感覚的な部分も大きく、そうなると一段と難しくなる季語です。
 もう一つ、良く似た春の季語に「蜃気楼(しんきろう)」があります。こちらはは光りの屈折で海上などに存在しない風景が見える現象いいます。こちらの方がもっと感覚的な感性が必要で小生の感性ではちょっと無理みたいです。
 「竹の秋」は竹の子に養分を取られ、笹の葉が黄色くなるとから、落葉樹の芽吹きと逆の生態となります。そんな変化を見逃さず、春の季語にした先人たちはすごいです。

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by haikutarou | 2018-04-11 09:20 | 自句自解