対馬康子句集『竟鳴(きょうめい)』から

男勝りの句集である。辞書を脇に置かないと読み進めない句集でした。

天為(有馬朗人主宰)の編集長として長年にわたり強者どもを引っ張ってきた気負いみたいなものが見え隠れしているように私には思えました。

そんな中で数少ない作者の「女」を詠んだ俳句が際立っていて私は好きでした。

この句集でひとつ学んだことは、重いフレーズを軽い季語でガス抜きする表現方法でした。

初学で習うことは「季語の本意働かせよう」ですが、その真逆で無味無臭の季語により上五、中七のフレーズを際立たせる表現方法もあるということです。

「逆も真なり」で俳句の奥深さの所以です。


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by haikutarou | 2018-07-27 10:35 | たかが俳句されど俳句