冬の名句(2)

矢島渚男句集「冬青集」から

句集のタイトルとなっている冬青(そよご)はモチノキ科の常緑樹で赤い実が美しいが、常緑の葉っぱに隠れて目立ちにくく、冬の季語としては歳時記によりまちまちのようである。

作者の後書きの一部を抜粋する“地球生命の誕生から人類へという時間の縦軸、変転する国際社会や自然環境という空間の横軸が交わるところ、一個人の生活と意識も揺らぎつづけてやまない。この人間という生物のなんという不思議さ。伝統の短詩型で、それを如何に受け止め得るか、怠情かつ不才にして力及ばないが、拙い試行の記録にはなろう”

私は句集を読む時は後書きから先に読によみます。作者がどのような思いで作品を編んで一冊の句集したのかが多少でも理解出来れば短詩型の解読の助けになるからです。

作者は長野県在住で雪の多いところで、タイトルからして、これぞ、まさしく冬の句集だろうと思い、句集の中から私の好きな冬の作品選句してみました。

ちなみに、この句集は2016年度蛇笏賞の受賞句集である。



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by haikutarou | 2018-11-22 09:48 | 名句鑑賞 | Comments(0)