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白露末候『玄鳥去(つばめさる)』

各地で稲刈りが盛んになる頃になるといつの間にか燕の姿を消していることに気づいて「ああ、燕が南方に帰ったな」と空を見上げたりします。


燕にとって日本列島は故郷であり、子育てのための大切な所なのです。

昔の学校では「燕は稲につく害虫を餌とする益鳥だから、大切にすべし」という教えがありました。それは家庭でも大人たちが率先して大切に扱う事が徹底されていたように思います。例えば自宅の鴨居や座敷に巣を作っても、下に糞を落ちないように巣の下に板を張ってやり一緒に寝起きしていた記憶があります。


燕の大敵は卵を狙う蛇で、それを寄せ付けない人家は最も安全あり、側の田んぼには餌が豊富にある、まさに最適の子育て場所だったことでしょう。

そうして、人間と燕の共存共栄が稲作の始まった弥生時代から続いてきました。

しかし、最近のたった50年の急激な変化はその蜜月時代を終わろうとしています。

昔の人は自然界の中の生き物として自分たちの限界をきちんと理解していた気がします。


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Commented by pata-001 at 2019-09-18 07:52
そうですね~・・・
人間は傲慢になり過ぎましたね(-_-;)
他の生物の居場所を奪い、そして結果自らも生きにくい環境になりつつありますね。
自分たちの限界・・・・に目を向けなくてはなりませんね
共存共栄は相手の事にも思いを馳せる事から始まります。
Commented by haikutarou at 2019-09-18 19:09
> pata-001さん
人間が地球を無視さた開発という破壊すすめ、地球も人間の存在をを無視した自然現象が多くなりました。
私が子供頃は自然のもたらす恵みで生きていると信じて居たから自然を大切にしていました。
何かとても空しい気がします。


Commented by tombee-yanaze at 2019-09-22 04:35
新豆腐も季語なんですね。
幣の白と新豆腐の白、神に供える新米も白
勉強になります。
Commented by haikutarou at 2019-09-22 15:57
> tombee-yanazeさん
コメント有り難うございます。
現在の豆腐は殆どが輸入大豆ですから、死語に近い状態かも知れません
昔の収穫祭では新豆腐の料理ありましたね
大豆も自作していたという証にせめて歳時記には残したいものです。
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by haikutarou | 2019-09-18 07:00 | 七十二候 | Comments(4)