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2019年 04月 09日 ( 1 )

何を捨てて何を残すか

現在のデジタル写真は全自動カメラと加工ソフトで自在に確認加工できて、私もその恩恵に預かって楽しんでいますが昭和時代のフイルムカメラではシャッターを切る前に一枚一枚に「何を捨てて何を残すか」を明確にする必要があり、写真は「マイナスの芸術」と言われていました。

暗室作業で現像液の中で徐々に現れてくる画像にドキドキしたもので、やり直しの出来ないあの緊張感と思い通りの画像の現れた達成感は忘れられません。

「何を捨てて何を残すか」という意味では俳句も「マイナスの文芸」で写真と似て永遠の課題なのです。だから削りに削った17音を自解するのはかなり難しくなります。合評などで「良い句ですね」と褒められて、こと丁寧に背景から思いまでを喋りすぎると、良い俳句だと褒めた選者は白けて「聞かなければ良かった」という事になりますから作品の命、余韻は語らず残して置くべきなのです。

先日のブログ記事で一枚の桜の写真と三行足らずの文章記事に心熱くなりました。平成最後の桜と称して多くの桜の写真を鑑賞させて頂きました。
多くの名木の紹介も有り難くいちいちメモしました。でも作品としての感動はあの作品だけでした。長い文章と駄句を貼り付けて喜々としている私は多いに反省しましたが、これも紛れもなく自分であり、自分の作品なのです。

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by haikutarou | 2019-04-09 08:23 | 日日闊達に(日記) | Comments(2)