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2019年 05月 01日 ( 1 )

改元『令和』初日に牡丹の花とは何とも華やかな事であろうか、しかし空はまだ雨模様である。こういうのを「雨降って地固まる」ともいう。

〈牡丹散て打かさなりぬ二三片  蕪村〉

牡丹の散り際を詠んだ蕪村、代表作の一つである。

未だに議論となっているのが上五の読み方で「散て」は「散りて」か「散って」で、「散りて」ではすでに散ってしまっている花片が二三片重なっているのを詠んでいる、他方「散って」は今まさに二三片が散りながら重なっていく状態を詠んで臨場感があるというのである。

何となくこじつけともいえるが、私も後者の「散って」と読みたいと思う。

花の女王といわれる牡丹が一片づつ花片を落としてゆくさまは、何とも艶ぽいではないか。
これが17音の世界最短の俳句という詩の世界である。

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by haikutarou | 2019-05-01 09:11 | 七十二候 | Comments(0)