初句会

俳句を始めた当初は

初句会は正月ボケの最初に緊張する場だった


段々と俳句の手練れになると後の

新年会の方が楽しみになり

俳句はそこそこにお祝儀投句だと横着になってきた

お祝い俳句は誰もが思いは一緒で

自分の発見の部分が狭い

そこが俳句の難しさである


しかし

ユニークな言葉や風景の発見に出会った時は大当たりする

そこが俳句の楽しさである


だから

句会場への道もてくてく歩く

犬棒を期待して


鵜の目鷹の目でてくてくと



a0376672_15450191.jpg

by haikutarou | 2019-01-11 09:00 | たかが俳句されど俳句 | Comments(0)

清川村吟行句会

一昨日(12月14日)は

神奈川県唯一の村役場にお邪魔しての周辺の吟行と句会でした

清川村といえば宮ヶ瀬ダム湖で知られ

当初ダム湖サイトにある樅の大木に設えたクリスマスツリーが

「日本一のっぽのクリスマスツリー」で一躍名をはせました

現在でもイルミネーションぎらぎらで若者達で賑わっているようです

私たち俳人は山眠る里山の静かな佇まいを歩きました。

(今日の俳句は句会での投句を一晩寝かして推敲したものです)

私はどうも即吟が苦手のようです。感じ方が燃え上がり過ぎて短時間でまとめきれないようです。


「俳句が打座即刻の詩であるならば俳人は感動を素早く冷やす能力に秀でていなければならない 池田澄子」

『俳句開眼100の名言』ひらのこぼ著より

初心者からそろそろ、一皮剥けたいと思って居られる方

俳句の達人たちの実感、名言が手助けになりそうです。


a0376672_09123916.jpg

by haikutarou | 2018-12-16 09:21 | たかが俳句されど俳句 | Comments(0)

焚火

 焚火で身体を暖めるのが心地よい季節になってきました。
焚火の煙が風のって来る匂いを嗅ぎ付けるとそれに引きつけられるように寄っていきます。

〈名は知らず顔はなじみの焚火かな  金太郎〉
私の初学の頃の迷句です。俳句というより川柳に近い気もしますが、当時は名句だと自画自讃していました。


ところで俳句と川柳の違いは判りますか?
私もきちんと解釈出来きませんが、万人に内容が理解できて「うんうん」と頷けるのが川柳だそうです。
ということは、俳句は万人に理解出来なくても俳句を極めた人が理解出来ればよいことになりそうですが、でも私は俳句を知らない人が10人居たとして、2,3人くらいは日本人の魂として、その詩情を自分に置き換えて理解して貰える俳句を詠みたいと思っています。
うーん、ここら辺が霞のように見える様で見ないのが俳句の奥深さなのか正直いってよく判りません(結局逃げです)


a0376672_09401083.jpg

by haikutarou | 2018-12-10 10:04 | たかが俳句されど俳句 | Comments(2)

俳句における自己表現

句会の中で「これは○×さんの句でしょう」と名乗りの前に判ってしまう個性的な(?)作品に得意満面になっている内はまだまだ初心者の枠を抜け出していないのです。いや私がそうでしたからよく判ります。二次会までも得意になって自句自解していました。座がシラケかけているのに長々と、いやいや今思い出しても赤面してしまいます。

では俳句で自己表現は出来ないでしょうか?

例えば、写生俳句、客観俳句でもそれが10句、100句とまとまったときに香りや色、形みたいな作者の個性が微かににじみ出るようなものが俳句の自己表現だと今は思っています。

句会は一発勝負の作品発表の場です。自作に人気が集中すれば「やった!」と表情は緩みます。逆に無選で終われば落ち込みます。私などは横浜からどうやって自宅の厚木まで帰りつけたか判らないほど落ち込んだものです。

最近判ったことは、句会での評価に一喜一憂しすぎないことです。大切なのは句会の後で選評を参考にしながら納得いくまで推敲を重ねることだと私は思っています。

そして、「これが自分の言葉で詠めていて好きだ」という作品を大切に残していけば、その山から自分らしさがにじみ出てくるのではないでしょうか。


a0376672_09403720.jpg


by haikutarou | 2018-10-23 10:05 | たかが俳句されど俳句 | Comments(0)

文語文法(その2)

前回紹介した「俳句のための文語文法 実作編」一通り流し終えました。一通りというは、まだ完璧ではないという意味です。煮ても焼いても食えないやつで二度や三度で理解するのは無理な代物なんです。いやいやホントに。

今回は「係結びの法則」なんて聞いただけでも逃げ出したくなる項目に勇気をだして突っ込んでみました。実際に中に入ってみると係助詞の対象助詞は5文字で、その内の俳句で使うのは「ぞ」と「こそ」の2文字だけなんですね。こうして俳句に関係する項目だけに絞りこめば他の項目も何とかなりそうな気がしてきました。それが今回の収穫です。

私が俳句入門で最初に用意した道具は歳時記と文語文法と旧仮名遣いの解説本、それに電子辞書でした。漢字を書けない、読めない私には電子辞書は必需品でこれを忘れると句会を遅刻しても取りに帰えるほどです。

実は難解な文語も旧仮名もこれがあれば8割位は調べることが出来ると思います。

最近こそ、俳句入門書に便利な道具として電子辞書をあげていますが、私が俳句を始めた最初の頃は、私が便利に使い熟しているのをみて使い出した句友が多かったと思います。


a0376672_19211962.jpg


by haikutarou | 2018-10-17 19:32 | たかが俳句されど俳句 | Comments(0)

明日は句会

 明日は月一回の句会です。つい半年前まで週一回の句会をこなして来た身にはすごく楽で俳句のことは忘れてしまいそうです。句会一週間前になって慌てて何とかつじつま合わせをしょうとするがそうそう上手くはいいません。私もある程度即吟には自信あったんですが、やはり自信作は出来ませんね。これでは10年やっても、20年やってもレベルはそう変わらない気がします。こつこつと数多く詠んだ中からピカリと光るものを探し当てるしか方法はないと確信しました。

出来映えを競い、成長していく自分を楽しみたいと思うのが趣味だと私は思います。ならば腹を据えて臨まないと本当の楽しみはやって来ない気もします。

他方で俳句仲間とコミケ-ションを楽しむのだというのも句会の楽しみ方ですからそれはそれで徹底すればよいと思います。


画像の草の実は「鵯上戸(ひよどりじょうご)」で、ヒヨドリが好んで食べる事からの命名だそうです。

別名「蔓珊瑚」ともいいます。

a0376672_21411321.jpg






by haikutarou | 2018-10-11 21:53 | たかが俳句されど俳句 | Comments(0)

文語文法への再々挑戦

日本人が長年慈しみ育てあげた文語ですが、なんと複雑で判り辛いのだろうか。解説本を2,3ページめくっただけで眠くなってしまう。

終戦のどさくさに米軍統制下、短時間で作り上げたという現在使用中の口語文法を作り上げた時の思惑がよく理解できます。 しかるに、曲がりなりにも俳句をたしなむ俳人としては、難解の文語を学習しないことには、この先に進めない気がしてきました。17音の言葉の単調さ月並みから脱出して、言葉の深見をだすには、やはり文語をマスターしなくては先人たちの残している名句だって読みこなせないのです。

 三度目の教科書は『俳句のための文語文法 実作編・佐藤郁良(いくら)著』で本書には項目ごとに「課題」という実作問題集が付いていて、その解答での詳しい説明が判りやすく、その気になっていますが、やはり眠くなるのは変わらず、なんともはかどらない・・・。


a0376672_10565311.jpg


by haikutarou | 2018-10-10 12:08 | たかが俳句されど俳句 | Comments(0)

女性作家の句集が面白い

 現在は止めているが以前、ツイッターで俳句趣味の人たちと遊んでいました。ある日「男性俳人の句集はお行儀が良すぎて面白くない」という趣旨の記事を書き込み、男性の方に反発されましたが、少数ですが同感ですというコメントもいただきましたから、まんざら的外れでもなかったと思っています。

 今、手持ちの句集を再読していますが、私が男性ということを割り引いてもやはり女性俳人の句集の方が特有のテーマが多彩で断然面白いです。例えば「エロス」テーマに男性が詠めば嫌らしさになる事も女性が詠めば命の奥深さとなり、可愛さとなるから敵いません。それを是とするか非とするかが俳句作家の器量なのかも知れませんが。


a0376672_13321192.jpg


by haikutarou | 2018-08-29 13:36 | たかが俳句されど俳句 | Comments(0)

自句自解

俳人池田澄子さんは口語俳句の第一人者で何とも愉快な俳句を詠んでおられます。

句集『ゆく船』『たましいの話』を読ませて頂きましたが本当に楽しくて、さぞ活性化されているであろう思考回路の中を覗いてみたいと思ったものです。

ちょうど、そのタイミング(

2010年)でフランス堂出版社より『シリーズ自句自解ベスト100』が出版予告され、その第一回配本が「池田澄子」で興味津々、私は飛びつきました。その自解文章が俳句以上に面白くてうなりました。

俳句の自解は両刃の剣で、自作をより深く理解してもらえる反面、余韻を無くしてつまらなくする危険もあるのですが、その危惧を払拭され見事な自句自解だと思いました。


a0376672_14293324.jpg


by haikutarou | 2018-08-12 14:42 | たかが俳句されど俳句 | Comments(0)


作者、友岡子郷さんは昭和9年生れとあるから、私より10歳年上ということになり、かなりのご高齢である。

最今の長寿社会では驚きはしないが、それでも、この年齢で新たに句集を編むという気力に敬意を表したいと思います。

長く生きるということは、家族を、親戚縁者を、師を、友を、仲間を看取り、別れを告げながら生きる延びる事だと今更ながらに感じ、それに想いを馳せながらこの句集を読ませて頂きました。

幸いにして、私にも俳句があります。悲痛を越えた別れを俳句に託せたらいいなとも思いました。そしてある日、忽然と私の番が来ることを願いたいものです。


a0376672_14184660.jpg


by haikutarou | 2018-07-28 14:27 | たかが俳句されど俳句 | Comments(0)