心象風景

 若い頃、写真家の土門拳さんの「心象風景」に憧れて、当時、月給の3ヶ月分位した一眼レフカメラを持って、カメラマン気取りで町の隅々を歩き回っていた。給料の殆どは写真につぎ込んでまともな食事もしてなかったから、痩せこけて目だけはぎろぎろさせていたと思う。当時はそんな夢を追う青年たちがごろごろといた。

 考えてみると、写真と俳句と内容は違うがやっていることは若い頃と変わってなく、投稿写真の選評に「あと一歩踏み込んで」でとよく言われていて厳しく辛かったから、私の中に当時の心象風景がしみ込んでいるのかも知れない。


a0376672_16393579.jpg


by haikutarou | 2018-08-30 17:03 | 日日闊達に(日記)

女性作家の句集が面白い

 現在は止めているが以前、ツイッターで俳句趣味の人たちと遊んでいました。ある日「男性俳人の句集はお行儀が良すぎて面白くない」という趣旨の記事を書き込み、男性の方に反発されましたが、少数ですが同感ですというコメントもいただきましたから、まんざら的外れでもなかったと思っています。

 今、手持ちの句集を再読していますが、私が男性ということを割り引いてもやはり女性俳人の句集の方が特有のテーマが多彩で断然面白いです。例えば「エロス」テーマに男性が詠めば嫌らしさになる事も女性が詠めば命の奥深さとなり、可愛さとなるから敵いません。それを是とするか非とするかが俳句作家の器量なのかも知れませんが。


a0376672_13321192.jpg


by haikutarou | 2018-08-29 13:36 | たかが俳句されど俳句

○子が埋めし宝の近く蟬の穴(雑詠)特選

  選者 西池冬扇(敬称略)

選評:子供は地に宝物を埋めるのが好きである。私も美しいタイルやビー玉の類を庭に穴を掘って埋めた少年期の記憶がある。どこにいったのだろう。

この句は表現としては一句一章であり、散文的だ。散文も表現を純化していくと詩的趣をもつことがある。純化が詩的飛躍を促せば成功する。


○子が埋めし宝の近く蟬の穴(雑詠)佳作

  選者:古賀雪江 田島和生 夏石番矢 山尾玉藻(敬称略)



雑誌『俳句界』に本格的に投句を始めたのが2015年5月号から足かけ4年、特選を目標に毎月欠かさずに投句し続けて、今月号で初めて特選を頂き嬉しいです。西池先生有り難うございました。

何が良くて何が悪いのか、自分に足らないものは何なのかと格闘しながらも継続したご褒美だと思います。何かが吹っ切れた気がしますが今後も余生の励みとして投句続けます。



a0376672_08414419.jpg


by haikutarou | 2018-08-27 09:48 | 雑誌『俳句界』入選作

山の思い出(1)

 私の40歳代から50歳代は山、山であった。愛車いすゞビックホーンで日本列島を北海道から九州にかけて名山を巡った。かみさんと二人登山だったから計画から実行までの気遣いが多く大変で、とにかく山頂を踏破して無事に下山口に降り立つまでは頭の中がいっぱいで他のことは考えられなく好きな写真も忘れるほどだった。

 当時はまだフイルム写真でぼちぼちとデジタルカメラが出始めた頃でまだ解像度が低く使い物ならなかったから、山の写真はデータとしては殆ど残って無いが俳句を通して当時の風景を再現できるのは嬉しいことである。

 山形県の鳥海山は1日の予備日を含めて4日間の計画で出掛けたが運悪く台風と重なり未踏で終ったが、それはそれで未練がましく未だに山麓風景が心に残っている。


a0376672_08465671.jpg


by haikutarou | 2018-08-25 09:41

思い出の句集

淡海うたひさんは写真俳句の仲間で合同展の記念に句集を頂いた。当時の作品はあまり印象的ではなく、写真と俳句が何か合わないと思った記憶がある。句集は箱入りの立派なもので今でも本棚の錚々たる俳人達の中に並んでいる。

今、その句集を読み直してみると「ああ、良いなあ!」と感嘆する。多分、私の俳句力が彼女の俳句に追いついたのであろう。

タイトルは忘れたが猫の写真に彼女が俳句担当の写真集も見せてもらった。すごく迫力があったが、どうしても俳句が思い出せない。彼女も猫好きなのだと思った。


a0376672_10491837.jpg


by haikutarou | 2018-08-23 16:16 | 日日闊達に(日記)

数独

私は数独というナンプレゲーム一日一問を日々の日課にしている。ダウンロードする無料ゲームに「初級」「中級」「上級」「最上級」があり、現在は上級をほぼ征服しつあり、時折、最上級にチャレンジしているがことごとくギブアップさせられている。

上級までは見えている数字を理詰めで埋めていけば何とかなるが、最上級になると推理という作業が入ってくるから厄介である。

このゲームをやっていて判ったことがある。集中力の最も出せる時間帯は朝一番で、ことに老いた脳にはその傾向が著しい気がしている。

ということで、目下は早寝早起きを実践中で良い睡眠をとれるよう心掛けている。


a0376672_15365359.jpg


by haikutarou | 2018-08-20 15:47 | 日日闊達に(日記)

腹を括る

朝のドラマ(マッサン)を観ていて久々に「腹を括る」という言葉を聞いた気がした。

私は35歳の時のγGTP異常で「そうか、俺はいつか肝臓が致命傷になるのか」と腹を括った覚えがある。その時自分に言い聞かせたのは「今を頑張ろう」だった。登山でも、時には命がけで山頂を目指し、何もかも捨てて恋をしたが、少しも怖いと思った事がないのは35歳の時の決意が体に染みついていたからであろう。

ところで、体の部位を使った慣用語でどの部位が多いか、自分の持っている『慣用語辞典』で調べてみたら、圧倒的に多いのが「目」で100個(内容の似たものを含む)2位が「手」76個で以下、「足」36個、「胸」32個、「腹」26個だった。

多いとは思っていたがこれ程とは驚きだった。


a0376672_16180602.jpg


by haikutarou | 2018-08-18 16:27 | 日日闊達に(日記)

流し見していたテレビで、北八ヶ岳山麓を人が群歩いているのに驚きました。

白駒池周辺は私が山歩きしていた頃から登山道は苔むす原生林の中を通る好きなコースでしたが、夏場でも人の姿はまばらでしたが、今、「苔ガール」と称する若い女性が出没しなじめて人気スポットになっているようです。

最近の傾向として若い女性の好奇心に男性が合わせて行動するパターンが社会現象となっているようで、ちょっと寂しい気もします。

我が家の息子も含めて「男子よ頑張れ」と言いたいです。


a0376672_18511113.jpg



by haikutarou | 2018-08-16 14:26 | 日日闊達に(日記)

「γGTP」とは

肝臓で分泌する酵素が血液の中に漏れ出る量の測定値で普通成人男子で50IU以下とされている。だから私の場合は明らかに異常なのだが、35歳の時に医師に言われたことは「どこにも悪いところが見つからないから、治療も投薬出来ない。検査はあくまでも目安で個人差もあるから、気にせずこれまで通りの生活をして差し支えありません。ただ肝臓は沈黙の臓器で異常を自覚した時は重篤だと覚悟して下さい」と丁寧に脅かされた。

それからの私は治療法が無いなら検査をしても仕方ないと再検査を無視し続け、何事も無かったように毎週のように山に登り、登山を止めた現在も毎日30分から40分はエアーバイクでみっちりと汗をかき、猛暑だって食べ物は美味しく夏太りしている。最近は多少疲れやすくなった気もするがそれは年齢のせいであろう。


a0376672_20045602.jpg


by haikutarou | 2018-08-14 20:13 | 日日闊達に(日記)

「γGTP」という血液検査

先月のブログで「10年振りの健康診断」の記事を書いたが、その結果を先日受診した。その結果をみて「やはりな」という項目があった。

勤務していた会社では35歳から年一回の人間ドックが義務付けられており、その35歳の最初の検査で「γGTP」の値が異常に高く赤字で「要再検」記載されていた。当時アメリカ資本が入っている会社だったから、社員の健康状態、特に管理職の健康管理はシビアで厳しかった。「自分の体が管理出来ない社員に大切な仕事は任せられない」といった具合である。

といったことで私は徹底的な精密検査をさせられたが、何処にも異常は無く「特異体質」ということで処理された。

それから毎年「γGTP」の数値は150IU以上で健康診断の度に嫌な思いをしてきた。

そして45年経過した今回も138IUと数値は高くやはり「要再検」だった。(続く)


a0376672_13534862.jpg


by haikutarou | 2018-08-13 14:07 | 日日闊達に(日記)