震生湖

軒よりも高きにありて冬薔薇

帽子だけ見せ畑仕事小六月

乳母車急ぎ行くなり石蕗の花

迷い蜂二三来ている石蕗の花

風の吹く度に色変へ紅葉湖

晴れ渡る秦野盆地や山眠る

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# by haikutarou | 2017-11-25 16:53 | 「西瓜の種」(自作句集) | Comments(0)

俳句トーナメント 【準々決勝】
○初秋刀魚先の欠けたる醤油差し
【選者】佐久間慧子先生

雑詠【佳作】
○柿食うて少々長き余生かな
【選者」有馬朗人先生・稲畑光太郎先生・佐藤麻績先生

雑詠【佳作】
○板塀の落書のこり鳳仙花
【選者】辻 桃子先生・山田桂乃先生

# by haikutarou | 2017-11-24 08:12 | 雑誌『俳句界』入選作 | Comments(0)

鴨の陣

銀輪を剥がすごと老い落葉焚く

こがらしや叉焼五枚の中華店

水脈ひいて先陣切るや鴨の陣

鷺止まる杭のぬめりや冬の川

菜畑に猫車(ねこ)押す人や頰被

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# by haikutarou | 2017-11-23 19:40 | 「西瓜の種」(自作句集) | Comments(0)

十代目 柳家小三治師匠

 朝日新聞朝刊に連載の『人生の贈りもの』を愛読しています。その道で名をはせた人生の達人が語る珠玉の人間模様です。今週から歌手の森昌子さんが登場していますが先週は落語家で人間国宝でもある十代目柳家小三治師匠でした。
 若い頃の小三治師匠の落語は好きでよく聞いて居りましたが、久々の師匠の顔写真が柔和な好々爺に変貌されていることに驚きました。
 今回の連載の中で俳句の話が出て来て、小沢昭一さんや永六輔さんで有名な『東京やなぎ句会』の古参だというこを知り、この人の人事俳句はどんな味がするのだろうと興味ありますね。落語の裏側にある風景や人間模様を言葉で想像させる技と俳句の技は相通ずるものがあると納得して句集を読んでみたいですね。
 
 小三治師匠が好きだという俳句
 〈母の日の袋物屋をのぞきけり  入船亭船橋〉

# by haikutarou | 2017-11-23 12:12 | たかが俳句されど俳句 | Comments(0)

相模川

蜘蛛の囲にかかる枯葉や神の庭

白鷺の中州に一羽神の留守

枯芙蓉かさかさ鳴つて神の庭

小春日のロマンスカーの走りけり

草枯れて水の青さや相模川

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# by haikutarou | 2017-11-21 23:44 | 「西瓜の種」(自作句集) | Comments(0)